しろくま通信第260号(2023年3月20日発行)
2023-03-20更新

漢方薬のお話
風邪に効くとされている漢方薬を紹介します。
前回は、乾いた咳をしているときは 「麦門冬湯 」(ばくもんどうとう)がいいというお話でした 。
今週は、「麻杏甘石湯」(まきょうかんせきとう)です。
前回の麦門冬湯と同じように咳を止める漢方ですが、こちらは比較的体力のある方で、喘息や気管支炎のように体を二つに折って激しく咳き込むときに使用します。
いずれも胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人等には不向きです 。
※漢方には体の体質によって、同じ病気でも「合う・合わない」があります。
症状
- 激しいせきが出る
- 咳が止まらない
- 痰が絡む
気管支を広げ、また痰を出しやすくして呼吸を楽にします。ひどい咳や喘息や気管支炎に適応します。
比較的体力のある人に
➡『 麻杏甘石湯 』 まきょうかんせきとう) をおすすめします 。

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