梅雨は要注意!
2025-06-16更新
食中毒を防ぐ「家庭の衛生管理」と薬局でできる備え
ジメジメした梅雨の時期は、細菌やカビが繁殖しやすく、食中毒が起こりやすい季節です。
特に気温が20℃以上・湿度が70%以上になるこの時期、調理・保存・持ち運びのちょっとした油断が、体調を大きく崩す原因になることも…。
今回は、家庭でできる食中毒予防のポイントと、しろくま薬局でご相談いただける備えアイテムをご紹介します。
✅ 1. 食中毒の原因とは?
食中毒は、大きく分けて以下の3つが原因になります。
原因 | 主な例 | 特徴 |
---|---|---|
細菌性 | サルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌、大腸菌(O157など) | 夏に多い、増殖スピードが早い |
ウイルス性 | ノロウイルス、ロタウイルス | 冬に多いが、調理環境での感染に注意 |
自然毒・化学物質 | フグ毒、農薬など | 特定の食品や誤食で発生 |
→ 6〜9月は、特に細菌性食中毒が急増します。
✅ 2. 家庭でできる!食中毒予防の3原則
◆ ① つけない(清潔にする)
- 調理前・食事前は石けんでの手洗いを徹底
- 生肉・魚を切った後のまな板や包丁はすぐ洗浄&消毒
- キッチンタオルやスポンジはこまめに交換・漂白がおすすめ
◆ ② 増やさない(菌を増やさない)
- 調理後の料理はすぐに冷蔵庫へ(常温放置NG)
- お弁当は完全に冷ましてからふたを閉める
- 買い物後は寄り道せず早めに冷蔵保存
◆ ③ やっつける(加熱・殺菌)
- 肉・魚・卵は中心部までしっかり加熱(75℃以上1分以上)
- 残り物を温め直すときもしっかり再加熱
- 生野菜は流水でよく洗う/食前に切るのがベター
✅ 3. 食中毒の初期症状と対処法
主な症状
- 吐き気・嘔吐
- 腹痛・下痢
- 発熱・倦怠感
→ 発症から数時間〜数日で急激に悪化することも。
脱水に注意し、水分と電解質の補給が第一!
状態によっては、医療機関の受診が必要です。
✅ 4. しろくま薬局でできる備え・サポート
🟢 経口補水液(OS-1等)/電解質飲料
→ 下痢・嘔吐時の脱水対策に必須アイテム
🟢 整腸薬・下痢止め(市販薬 or 漢方)
→ 症状に応じた薬の選び方を薬剤師がご案内します
🟢 食品用アルコールスプレー・キッチン用除菌グッズ
→ お弁当・調理器具の衛生対策に
🟢 こども用&高齢者向けの下痢・吐き気対策商品
→ 体力の落ちやすい世代には、早めの対応を!
※下痢止めは使いどころに注意が必要なケースもあります。自己判断せず、薬剤師にご相談ください。
✅ まとめ
梅雨は、家庭内でのちょっとした油断が大きな体調不良につながりやすい季節です。
「食中毒は外食だけの問題」と思いがちですが、実は家庭の調理・保存環境が原因になることも多くあります。
今のうちに見直して、家族みんなが安心して過ごせる夏の準備を始めましょう!
しろくま薬局では、食中毒対策や衛生管理のご相談も受付中です。ぜひお気軽にお声がけください。
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